落ちやすい履歴書の内容
書類選考の段階でいつも落ちてしまう人は、履歴書の書き方だけでなく内容で何か失敗をしているものです。看護師の仕事は、専門性だけでなく協調性や注意深さが求められます。もし履歴書の内容に問題があれば、仕事でも同じような問題が起きるのではと思わせてしまうことになるでしょう。
落ちる履歴書の内容
履歴書は、誤字脱字や修正などがないのは基本です。どうしても訂正したいのであれば訂正印を用いることも可能ですが、印象を悪くしてしまうことは避けられないでしょう。選考に落ちる履歴書は、読むと必ずどこかに問題が隠されています。履歴書の書き方そのものは間違っていなくても、肝心の内容にブレが見つかれば選考には通りません。少しでも自分という人間を理解してもらおうと、できるだけ多くの情報を詰め込んでしまうというのはよくあることですが、読み手の立場から見ると、「長々と自分のことを語りたがる人」という印象しか残らなくなる可能性があります。あまり短かすぎるのも問題ですが、いかに簡潔にわかりやすくまとめるかを心がけるのがポイントです。
看護師の場合、夜勤や土日祝日の勤務や残業ができるかどうかを問われる職場が少なくありませんが、「求められている条件には添えない」ととれることばかりを履歴書に書けば、採用の確率はかなり下がってしまうでしょう。履歴書に自分の希望を書くことは間違いではありませんが、応募条件と自分の希望がミスマッチな求人に応募すれば落ちやすくなるのは当然のことです。「子どもの世話や親の介護などがあって日勤以外はできない」など、正当な理由があるなら記載すべきですが、特に理由もなく夜勤や土日勤務ができないという人は、雇用しても戦力にならないと判断されてしまうでしょう。「できません」ということばかり強調するような内容になると、協調性のなさをアピールしてしまうので注意が必要です。
先方が何を求めているかをよく考える
落ちる履歴書を書いてしまう原因のひとつは「想像力の欠如」です。先方が求めている人材像とはまるで違う自分を履歴書に落とし込んでしまえば、書類選考の段階でふるいにかけられてしまいます。応募者があまりにも少なければ、履歴書に多少の疑問があってもとりあえず会ってみようと思ってもらえるかもしれませんが、応募者が多い場合はクセの強い履歴書から却下されると思っておきましょう。細かい希望などについて注意書きのように履歴書で訴えるよりも、面接で直接確認したほうがお互い誤解もなく話がスムーズです。履歴書には、求められている人材像と自分がマッチする部分を意識的に記載し、「この人に会ってもっと話を聞いてみたい」と思ってもらえるようにしましょう。
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転職エージェントに添削してもらう
履歴書の添削をしてもらうなら、履歴書を普段から見慣れている人に見てもらうのが最も合理的です。ハローワークを利用することもできますが、看護師の履歴書なら看護師転職に詳しい専門エージェントに添削してもらったほうがより濃い情報をもらうことができます。履歴書についてエージェントに相談すれば、合わせて看護系の仕事探しについての相談もできます。専門エージェントなら非公開求人の紹介も受けられるのでおすすめです。
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職歴欄の書き方
履歴書にはそれぞれ書き込むべき項目が用意されているので、項目に沿って自分のことについて書けばそれなりのものが完成しますが、戦略抜きで書いた履歴書で採用担当者の心をつかむことは難しいでしょう。同じ履歴書でも、パートやアルバイトの書き方と正社員の書き方は違いますし、書くべきことや書かなくていいことも違います。看護師の場合は専門性が高い職種なので、履歴書に関する一般論をそのまま当てはめればいいとも限りません。